買ったミニコンポ(Junk)のスピーカS-N701-LRを見てみる。
仕様:2ウェイ・バスレフ型
13cmコーン型ウーファー 2.5cmドーム型トゥイーター
インピーダンス 4Ω 再生周波数帯域 40Hz~60kHz(え?)
ツイータは2.7μFのコンデンサ1個でハイパス。使われてるユニットを簡易測定したら、ツイータ直結で約7kHz以上、ウーファ(というかフルレンジだな)の低域も思ったより高かった(個人の感想です)。
これまでスピーカシステムを自分で設計したことがなかったので、このキャビネットを流用して新たなスピーカシステムを再構築してみることにした。
自作スピーカの最大の難点は、キャビネットがいかにも自作という感じになる事だ。
工具を駆使してまるで製品のように仕上げる木工技術の向上に挑む楽しみもあるが、それは別の機会に譲るとして、今回はメーカ品キャビネットを流用することにより箱を作る手間を省くと共に見栄えの問題をクリアしたい。
逆に、ユニット外形をキャビネットに合わせて選定する必要があり、選定したユニットがキャビネット容積に対して最適ではないかもしれないが、そういう制約の中でどういう音になるのか試してみるのもおもしろいと思う。というかやってみたいだけである。
市販ユニットで13cmウーファを探したところ、Dayton AudioのDC130B-8が取付穴も含めてほぼぴったり収まるという単純な理由でこれに決めた。
ツイータも同じDayton Audioで探して、チタンドームがどんな音がするか興味があったのでDSN25Ti-4にした。
ツイータはキャビネットに対して外形が合わないが「アダプタ」を作って対応する。
Dayton AudioはDIY用スピーカユニットを販売しており、自作のためのT/Sパラメータやf特データが公開されている。
これらのデータをSpeaker Workshopという古いけど有名なスピーカ設計ソフトにインポートしてネットワークを設計してみる。
まずはキャビネットの改造から。