TEAC A-7400は2トラック機だが、再生ヘッドは4トラックもついてて、ヘッドブロックの上のスイッチで切り替えて4トラック再生ができる。
仕入れたJunkテープには19cm/s 4トラックでクラシックが録音されてた。
このテープを使って2トラック録音・再生の確認をしたが、2トラックで無音を録音すると再生時に前の4トラックの録音の音がかすかに聞こえる。トラック構成が違うので2トラック消去ヘッドでは4トラックの音を全部消去できない。このままではJunkテープを新たな録音に使えない。
今ごろ気づくか?25年間ほんとにまともに動かしてなかったな。
で、バルクイレーサを探した。普通ならTEAC E-2だが、いいのが無くてTEAC CH-M2というのを見つけた。ネットで調べても情報が出てこない。業務用か?
よくわからんがCH-M2(Junk)を仕入れてみた。
バルクイレーサを使うのは初めだが、Junkなので取扱説明書などあるはずもない。
でもブラウン管テレビのシャドーマスクの消磁はやったことがある。
とにかく磁気の急激な変化は禁物。離れたところでイレーサの電源を入れてブラウン管にそっと近づけてゆっくりなぞってまたそっと離して電源を切る。
バルクイレーサも同じでしょう。
バルクイレーサにはOPERATION ENABLEのランプがあるので、おそらく長時間通電すると中のコイルが発熱してランプが消えるようになってるんだろう。
電源を入れてそっとテープを置き30秒くらいかけてゆっくり1回転させてテープを離して電源を切った。
再生してみるとバルクイレーサの表面に近いRchは消えたが遠いLchはまだ残ってる。
テープを裏返してもう一度30秒で1回転させたら消えたみたい。
時間については要検討だな。
10インチも消えたみたいだけど、いちど蓋を開けて中のコイルの様子を見たほうがいいな。ほんとは7インチまでの対応とかだと困るし。
アルミリールだと消えにくいのかもと思い、10号プラスチックリールを仕入れてみたりしたが、調べたらアルミニウムの比透磁率は1.000021で真空や空気と変わらない。
アルミ内部で磁束密度は高くならずそのまま素通りするということか。勘違いしてた。
磁界と電磁波シールドがごっちゃになってた。